もうひとつ驚いたこと。払いのけられると思っていた俺の手、キョンの頭を3回も上下に往復していた。
この髪の毛、染髪したことないんじゃないかな。つるつる過ぎぃ。
頭のてっぺんに置いたはずの手の平は、あっという間に三つ編みの編み始めに到達してしまう。
「戸部さんは、どうして……あっ!」
きたぁぁぁ!! 運転手サン、ナイスだぜぃ。左折で足をとられたキョンは、俺にぶつかってきた。
空いている方の腕で、キョンの華奢な体をすかさずキャッチ。
「す、すいません!」
「いいって、いいって」
慌てて離れようとするキョン。俺の胸を押す。
ふふーん。せっかく捕まえたのに、逃がすわけないじゃない。
「あの……」
離してくれってことね。
イ・ヤ。
「キョンが怪我したら困るもん。このまま捕まってて、ね?」
捕まっててっていうか、抱きしめられてて、が正解だけれども。
「怪我なんかしませんから、離してください」
うわ。キョンちゃんったら、はっきり言うー。
「遠慮しないの」
「遠慮じゃありません。触れていたくないだけです」
さらにはっきり言うねぇ。俺、泣いちゃうよ?
この髪の毛、染髪したことないんじゃないかな。つるつる過ぎぃ。
頭のてっぺんに置いたはずの手の平は、あっという間に三つ編みの編み始めに到達してしまう。
「戸部さんは、どうして……あっ!」
きたぁぁぁ!! 運転手サン、ナイスだぜぃ。左折で足をとられたキョンは、俺にぶつかってきた。
空いている方の腕で、キョンの華奢な体をすかさずキャッチ。
「す、すいません!」
「いいって、いいって」
慌てて離れようとするキョン。俺の胸を押す。
ふふーん。せっかく捕まえたのに、逃がすわけないじゃない。
「あの……」
離してくれってことね。
イ・ヤ。
「キョンが怪我したら困るもん。このまま捕まってて、ね?」
捕まっててっていうか、抱きしめられてて、が正解だけれども。
「怪我なんかしませんから、離してください」
うわ。キョンちゃんったら、はっきり言うー。
「遠慮しないの」
「遠慮じゃありません。触れていたくないだけです」
さらにはっきり言うねぇ。俺、泣いちゃうよ?



