「へん、だ。じゃあ、コットン」
「いや」
「貴史ちゃんは?」
「一番駄目よ!!」
ピクっときたね。さすがに。
なあんで、貴史ちゃんが一番駄目なのよ?
ああ、はいはい。
そうでしたね、キョンは貴史ちゃんのこと……。
はあ、片思いって辛いのね。
「ふうん。つまりは、俺とここにいるってことが誰にも知られなければいいわけね?」
あ、ちょっと刺々しい言い方になっちゃったかしら。
「え、ええと……うん」
俯いて視線を泳がせるキョン。
まあ、キョンの条件にあう脱出法がないわけじゃないけど。
ぶっちゃけ、五通りくらいあるけど……。
「そしたら、方法はひとつだね」
俺、ちょっと傷ついたんだから。
だから、方法は俺に選ばせてもらっちゃったもんね。
「ほんと?」
キョンの顔に花が咲く。そんなに目を輝かせなくてもいいんじゃないの?
それほどまでに、俺と一緒っていうの、皆に知られたくないのかね。
でも、ま、この顔もまた乙だから許しちゃう、っていうのは惚れた弱みなのかしら。
俺は、キョンから携帯電話を取り返して、時間を確認した。
「うん、問題は、時間だね。あと3分」
それから、扉の前に立って、倉庫の中を見回す。
そうねえ。
「たすくさん……?」
不安そうに俺の顔を覗き込むキョン。
「キョン、ちょっと待ってて。今、一番大事なとこだから」
ポイントは、死角と手順。
おっけえ。見えたぜ。
「よし、キョン、ハンカチ持ってる?」
「持ってるけど……」
俺は、ネクタイを外して、ジャケットを脱いで、
「じゃあ、それで鼻と口押さえて、そうね……あっちに立ってて。
あ、これもお願い」
キョンに手渡した。
「いや」
「貴史ちゃんは?」
「一番駄目よ!!」
ピクっときたね。さすがに。
なあんで、貴史ちゃんが一番駄目なのよ?
ああ、はいはい。
そうでしたね、キョンは貴史ちゃんのこと……。
はあ、片思いって辛いのね。
「ふうん。つまりは、俺とここにいるってことが誰にも知られなければいいわけね?」
あ、ちょっと刺々しい言い方になっちゃったかしら。
「え、ええと……うん」
俯いて視線を泳がせるキョン。
まあ、キョンの条件にあう脱出法がないわけじゃないけど。
ぶっちゃけ、五通りくらいあるけど……。
「そしたら、方法はひとつだね」
俺、ちょっと傷ついたんだから。
だから、方法は俺に選ばせてもらっちゃったもんね。
「ほんと?」
キョンの顔に花が咲く。そんなに目を輝かせなくてもいいんじゃないの?
それほどまでに、俺と一緒っていうの、皆に知られたくないのかね。
でも、ま、この顔もまた乙だから許しちゃう、っていうのは惚れた弱みなのかしら。
俺は、キョンから携帯電話を取り返して、時間を確認した。
「うん、問題は、時間だね。あと3分」
それから、扉の前に立って、倉庫の中を見回す。
そうねえ。
「たすくさん……?」
不安そうに俺の顔を覗き込むキョン。
「キョン、ちょっと待ってて。今、一番大事なとこだから」
ポイントは、死角と手順。
おっけえ。見えたぜ。
「よし、キョン、ハンカチ持ってる?」
「持ってるけど……」
俺は、ネクタイを外して、ジャケットを脱いで、
「じゃあ、それで鼻と口押さえて、そうね……あっちに立ってて。
あ、これもお願い」
キョンに手渡した。



