「たすく、プリンとから揚げの食べあわせってどうなのよ?」
琴実さんは、顔を引き攣らせて戸部たすくの手にしっかり握られた2個目のプリンのを指差す。
「さあ。よくわかんない」
そういいながら、気だるそうにプラスチックのスプーンを口に運ぶ。
「しかし、相変わらず凄い量だな。昨日はたしか、ゼリーだったか?」
「忘れた。テキトーに選んでるから。
俺、食べ物に執着ないからなぁ。
俺の体は、可愛い子の愛でできてるの」
執着とかいうレベルじゃないわよね。
「私の血は、ワインでできてるの」ばりに言う戸部たすくの机には、10個のプリン。
み、見るんじゃなかった。
甘いものが苦手なわけじゃないけれど、さすがにこの量は吐き気をもよおすわ。
「たすくさん、いくらなんでも、それじゃあ体を壊すわよ」
「なに、なに!? キョン、俺の体の心配してくれてるのっ!?
しかも、キャッ、たすくサンだって!
まるで新婚夫婦だあ」
「……あと、もう10個、その減らず口に詰め込むわよ」
「まじで!? あーん、してくれるの?」
この腹の底からふつふつと沸き上がるものを『殺意』と名付けてもいいかしら……?
琴実さんは、顔を引き攣らせて戸部たすくの手にしっかり握られた2個目のプリンのを指差す。
「さあ。よくわかんない」
そういいながら、気だるそうにプラスチックのスプーンを口に運ぶ。
「しかし、相変わらず凄い量だな。昨日はたしか、ゼリーだったか?」
「忘れた。テキトーに選んでるから。
俺、食べ物に執着ないからなぁ。
俺の体は、可愛い子の愛でできてるの」
執着とかいうレベルじゃないわよね。
「私の血は、ワインでできてるの」ばりに言う戸部たすくの机には、10個のプリン。
み、見るんじゃなかった。
甘いものが苦手なわけじゃないけれど、さすがにこの量は吐き気をもよおすわ。
「たすくさん、いくらなんでも、それじゃあ体を壊すわよ」
「なに、なに!? キョン、俺の体の心配してくれてるのっ!?
しかも、キャッ、たすくサンだって!
まるで新婚夫婦だあ」
「……あと、もう10個、その減らず口に詰め込むわよ」
「まじで!? あーん、してくれるの?」
この腹の底からふつふつと沸き上がるものを『殺意』と名付けてもいいかしら……?



