先輩なんて呼ばせない



昔からそうだった。


私の部屋に来るときは、たくさんのお菓子を持って来てくれて、こうしてふたりで食べたっけ……。


漫画を読んだり宿題をしたり、それぞれ好きなことをしていたけれど、お互いの存在は感じていて。


そんな時間が大好きだった。


今日もお菓子を見た瞬間、お腹がグーって鳴ったけど。


「えっと……私九時以降のおやつは食べないことにしてて」


「なんで?」


「なんでって……そりゃあ……年頃なので色々と……」


「……。ぶはっ!」


一瞬真顔になったあと、陵ちゃんは盛大に噴き出した。



ちょ、なにを笑ってるの!? 


そんなにおかしいこと言ったかな?