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「はぁ……」
さっきの陵ちゃんの態度を思い出してはへこむ。
どうしてあんなによそよそしかったんだろう。
私が行ったら迷惑だったのかな。
一年生の私が二年生のフロアに行くこと、よく思ってなかった?
先輩たちの目も怖かったなぁ。
私みたいなのが陵ちゃんに声を掛けるとか、百万年早いってことだよね。
学年のちがいをまたしても痛感してしまった。
「……はぁぁ……」
「……五回目」
ふいに隣から声が聞こえて顔をあげると。
「ため息」
苦笑いしながら私を見ているのは藤崎くん。
私、五回もため息ついてた?
自覚なかった。
「そんなにため息ばっかりついてると、幸せ逃げちゃうよ?」
藤崎くんらしいセリフだなぁと思う。
いつも元気でポジティブな彼には、悩みなんてなさそうだもんね。
「でもね、ため息つきたい日もあるの。はぁぁ……」
分かるかな、この気持ち。
言って、机に突っ伏した私に。



