雨の日の裏庭で。

雨之瀬君!雨之瀬君!どこにいるの・・?


はやく見つけたい。はやく気持ちを伝えたい・・。


園本台公園(そのもとだいこうえん)ブランコ一番右側。


「見つけた、雨之瀬君。」


顔を上げた、雨之瀬君。


「雨、花・・?」


「私の気持ち、伝えに来たよ。」


びっくりした顔をした雨之瀬君。


「なん、で・・?暁の彼女なんでしょ・・?雨花は、もう。」


なんだ、そう思ってたんだ。


「違うよ。彩誠の彼女じゃないよ。私——」


ゴクリ、と唾をのみこんだ。


私はそっと、雨之瀬君の手を包み込んだ。