夏が過ぎ、秋が過ぎ、冬になった。


1月。魅花と翔来の試験も終わった。


魅花は無事、合格した。


翔来からの連絡は来ていない。


魅花と翔来は試験を受ける場所が違ったからあっていないらしい。


毎朝郵便受けを見て、落ちたのかな・・と不安になる。


今日の朝も、なかった。


今日は李那羽は部活の朝練があるから1人で学校に向かう。


「さむっ・・・。」


マフラーに顔をうずめる。


「おー雨花。1人、珍しいな。まさか椿、寝坊?私織と早朝デート?」