雨の日の裏庭で。

・・ここ、高等科の敷地だから中等科からの内部進学でも知らないと思う。


「・・雨花、花好きなんだ。」


「いっいきなり名前呼びですか!?」


すると雨之瀬君がクスッと笑った。


「なんで敬語。」


「雨之瀬君が下の名前で呼ぶから。」


「じゃあ俺のこと真澄って呼んでよ。」


「雨之瀬君は雨之瀬君だからそれ以外では呼ばない!」


「ふ~ん。じゃあ俺は雨花って呼ぶわ。」


人の話聞いてたのかな、この人。じゃあって何よ。私は呼ばないって言ってるのに!


「・・好きにすれば。」


「きーまりっ!あとここは俺と雨花の秘密ね。」


そういい残して雨之瀬君は帰っていった。


紫陽花はキレイに咲いている。