雨の日の裏庭で。

公園まで来た時、魁阿君が口を開いた。

「有田。言いたかったことがあるんだ。」

「なに?」

そっと袋からとりだした。それは、ピンク色のなでしこという花。

「なでしこ・・?」

「なでしこの花言葉は、『純粋な愛』。」

純粋な愛・・?

「好きだ、有田。有田のことが、好きなんだ・・・。」

私はそっと、なでしこを受け取って抱きしめた。

「私も、魁阿君が、好きだよ。3年前からずっと・・・。」