雨の日の裏庭で。

「雨之瀬君、ありがとう。仲直り、しようね。今日から裏庭行くよ。」

「うん。分かった。ありがとう、雨花。」


* * * *
成瀬 翔来へ

私も翔来と同じだったんだ。人を好きになることが、怖かった。恋心なんて、愛なんて信じられない。そう思ってたの。

でもね、信じれたんだ。好きな人、できたの。

私が言えることじゃないんだけどさ、もしかしたら、翔来は、本能では気づいてるのに否定してるんじゃない?

私も、そうだったから。

でもね、友達のおかげで信じられたの。

「少しは恋心、信用してみたら?」

こう言われたの。

私も魅花も翔来もママとパパとは違う。むしろ、私たちのほうが、人を愛することができる気がするんだ。