雨の日の裏庭で。



そう言うと、雨花は真っ赤になる。


多分俺も、同じくらいに。


俺は最近、雨花が可愛すぎて仕方がない。


国立大学に進学した私織にも、就活している魁にも時々ぶつけている。


雨花が可愛すぎると。


会うたびに「お前、ノロケるなよ〜」と言われるが、あいつらもだか。


「真澄君。目、瞑って」


おっと。これは期待していい?


俺は言われた通りに目を瞑る。


すると、唇に柔らかい、小さな温度が。


そのキスは、短いし、下手だ。


でも、1番して欲しかったことだった。


「よく出来ました」