雨の日の裏庭で。



「私、初等部には進学しちゃダメなんだって。」


そう告げられた。


「なんで?」


「親の都合だって言われた。でもまたいつか会えるよ!!絶対覚えてるから!!真澄君のこと!!」


「俺も、覚えてる!!雨花ちゃんのこと!!」


そう言ってバイバイってした。



絶対俺のこと好きになってもらうんだって、努力した。強くなるって決めていた。どこにも、また会えるって保証はないのに。でも、それくらい好きだった。



10年以上たった今も、忘れていない。



「は、はじめまして。詩之川 雨花です。よろしくね、雨之瀬君!!」



まんまと忘れてるし、こいつ。