雨の日の裏庭で。

そういうと去っていってしまった。

「あま、のせ、くん、まってよ・・。わたしのはなしっ・・きいてよっ・・。かんちがい、しないでよ・・。」

私の叫びはむなしく、野球部の掛け声にかきけされてしまった。

・・もう、帰ろう。帰ってお店の手伝いしよう。


<真澄side>

なんだよ、あんなに泣いて。話を聞きたかったけどあの時の俺にそんな余裕がなかった。

(なんでかなぁ。なんで私すなおじゃないのかなぁ。)

その声を思い出すたび苦しくなる。

雨花は、昔から、すなおなのに・・・。

俺が苦しめてる?俺が悲しませてる?雨花にとって俺って邪魔者?