雨之瀬君と付き合って早くも3カ月がたった。すごくあっという間の3カ月だった。


「雨之瀬君ー!!」


くるっと振り返った雨之瀬。


「雨花!!今日一緒に帰ろー!!」


「私が誘おうと思ったのにーーー!!」


「はは!!」


関係は変わらずっていうか前より仲良くなれた。


今の季節、裏庭には、桜が咲いている。もうほとんど散ってしまっているが。


「・・入学して、1年、か。」


帰っているとき、私がふと口にした。


「・・・うん、そうだね。」