雨の日の裏庭で。

「俺、初恋なんだ、雨花が。前からずっと好きだった。」


「私だって、初恋だよ、雨之瀬君が。初彼だよ。」


「ぜってー離さないからな。」


「私も。雨之瀬君も、離れないでよ・・・っ?」


私が雨之瀬君の顔を見上げてそう言うと、くしゃっと私の頭をなでた。


「あたり前じゃん。こんなかわいい彼女いるのに、離れるわけないじゃん。」


「っ・・!」


その一言に、私は弱い。


顔が熱い。

「・・・思ってもないこと、言わないでね?」


「思ってる。いつもかわいいって。」


もっと熱くなる顔。


「そろそろ帰ろうか。家まで送る。・・・ん。」


私に手を差し出した。


「?」


「だから!」