
- 作品番号
- 1561519
- 最終更新
- 2021/09/07
- 総文字数
- 154,338
- ページ数
- 249ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,227,367
- いいね数
- 58
- ランクイン履歴
-
ファンタジー16位(2020/01/28)
『家出令嬢ですが、のんびりお宿の看板娘はじめました』
の続編となります。前作を読んでからお読みください。
なお、書籍版の続編となりますので、サイト版とは一部設定が変わっているところもありますのでご注意ください。
***
犬だった前世を持つ令嬢・ロザリンド(ロザリー)
×
侍女上がりの母親を持つ第二王子・アイザック(ザック)
重なり合ったふたりの恋は、やがて政治的な思惑に翻弄されていく。
「連れて行けるものなら、君を連れて行きたい」
「待っています。ずっと……」
そう言いあって別れたはずが、ひと月もするとザックからの連絡が途絶える。
不安になったロザリーは王都に向かうことを決意するが……。
※完結しましたが、内容としてはもう一冊分続きます。
このブック自体では、きっちりと完結とは言えないので、
ご注意くださいね。
2019/6/3 更新開始
2020/1/21 完結
- あらすじ
- 思いを通じ合わせたロザリーとザックだったが、ザックが城に呼び戻され離れ離れに。
一方、オードリーと両思いになったレイモンドも、王都に戻ったオードリーからの返事が途絶えたことを不審に思いう。
ふたりは様子を見に王都へ向かったが、どちらも門前払いを食らい、会うことさえ敵わない。
頼みの綱はここだけ!とイートン伯爵家に向かったが……。
※書籍版の続編になります。
この作品のレビュー
三部作の2作目のお話です。私はこのお話には3つの要素が含まれていると感じています。1つにはベリカの醍醐味である恋愛。2つ目は軽いミステリ。この2つを主体にして物語は描かれていきますが、私にはこのストーリーに人間の本質を見ます。
それはおそらく、作家さんご本人の願いであり、憂鬱であり、根幹で、或いは一番書きたいのはそこなんじゃないかなと思うほど。
愛を信じたい、と作中の言葉に願いを感じます。純粋無垢な主人公の心が取り巻く環境の歪さを際立たせ、けれど、その心に当てられ関わった人物たちが変わり、それがさらに周りに影響を及ぼしていく。
このお話は更に続きます。お話のエンディング、引っ張り方はミステリ要素が顔を出し、物語自体を引き締めている気がします。歯車が噛み合うクライマックスに向けてのワクワクを感じられる終わり方でした!
この作品の感想ノート
前作に続けて読ませていただきました。
今回は話が重く読みごたえのある感じでしたね。
P213の後半のオルゴット伯爵が起こりだした‥ ↓
怒りだした
ではないでしょうか?
次も本棚に入れてあるので続けて読ませていただきますね^_^
★レビューお礼です。
☆川瀬みちさん
みちさん、凄く素敵なレビューをありがとうございます。
3つの要素。うん、たしかに!
この話はミステリー部分に結構苦労したのです(笑)自分でも混乱してきてしまって。
でも、人間を書くのが楽しかったお話です。キャラクターもいっぱいなんですけど、それぞれに主張があって動いていて、同じ方向を向かせるのが大変でした。(だから一話で終わらなくなっちゃったんですが)
純真無垢にはなかなかなれないけれど、そういう人が近くにいると、いろいろ浄化される気がしますね。ロザリーをそんな風に書けているならばうれしいです(^^)
読んでくれてありがとうございます(^^)/
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