父上は帰って琴と母上に琴が王様の新しい王妃に選ばれたと伝えました。

琴と母上は泣いて喜びました。
国の決まりで娘といえども王妃に選ばれると両親は娘を国母として敬わなくてはなりませんでした。
呼び名は琴から王妃の呼び名 中殿様(チュンジョンママ)へと変わりました。

「中殿様。半年後の良いことはこれだったのですね。ありがとうございます!」
とお父様が言いました。
「父上・・・。」
と琴は涙を流しました。
「そうですね。中殿様は我が家門の誇りです。ありがとうございました。」
と泣きながら土下座しました。
「父上、母上。やっと親孝行ができました。今まで育てていただいてありがとうございます。これからも変わらず、よろしくお願いいたします。」