「今日の合コン
お医者様らしいよ」


「そーなんだぁ
でもさぁ どうせ私たちには
1番人気2番人気は回ってこないし
どうせまた引き立て役だよね」


「それよそれ!
自分のお気に入りが
あたしと話したりすると
すごい目で見るじゃん
やめて欲しいよね」


トイレに入っていると
後から来た人たちがそう話し始めた。


仕事終わりに合コンがあるらしい。


合コンか。。。
当分行ってないなぁ。。。
お医者様か。。。


でも聞いているとこの声の人たちは
不満ばかり言っている。


もうトイレ終わったんですが。。。
出るに出にくいよ。。。


「いつかギャフンっ!て
やってやりたいよね」


「それよそれ
性格悪すぎるから!」


「でもあたしたちも悪よねぇ
二重人格?ふふっ
あたしたちの本音を知らずに
仲間だと思ってんだから」


「まーね いい顔してると
機嫌いいし
適当よ適当」


誰の話をしてるのだろう?
今出ても良いですか?


バタンバタンと
トイレの扉が閉まる音がした。


今だ!とばかりに
慌ててトイレから出て仕事場に戻った。