ーーー月曜ーーー


みんなに断りから1日の始まり。


「迷惑かけました」


「それはいいけど
ちゃんと実家に送ってもらった?」
と 主任に聞かれた。


「はい 目が覚めたら実家だったんで
びっくりしました
親に怒られちゃいました
そこまで飲むな!って」
と嘘に嘘を重ねて話した。


揺すっても起きない私を
京田さんが「自分ちなら
泊めても大丈夫だから連れて帰る」
と言ったそうで
みんなは「下心ありそう!
きっと狙ってるよね」なんて冗談を
言っていたら「酔った相手に手を出すとか
そんな最低なことはしないよ」
と真顔で言ったらしく
「どうぞ そこら辺は2人の問題だから
責任取れないようなことだけは
避けてね」と京田さんに
託すことにしたようだ。


すると颯斗が
「実家を知ってるから
届けるよ」と申し出て少し京田さんと
言い合ったとか。


「実家が一番 安心じゃない?」


「課長!それって
オレのこと信用してないんですか?
坂倉に手を出すと思ってるんですよね?」


「別に2人がどうなろうと関係ないけど
後々社内で揉められるのって
こっちがやりづらくなって迷惑する」


「課長は坂倉に対して
冷たくないですか?
就任して1週間ですけど
側から見て それもやりづらいですけど?」


「冷たい?どんなところが?」


「言葉とかですよ!」


「それは仕方ない
昔からお互いそうだから
だけど 周りに迷惑してるなら
こっちも反省して考えるよ」


そんな言い合いがあったと
主任から聞かされた。


結局 京田さんは
「信用されてないんで
課長に任す」と私のことを任せたと言う。


そんな話になってたなんて・・・
颯斗は誰も送るとか言わなかったから
仕方なく自分の家に連れてきたと言った
私になぜそんな嘘をついたのか。。。


でもみんなに迷惑をかけてしまったことに
反省をしなければいけない。


ひたすらみんなに謝罪をしたのだった。