「何してたの?」


「な・何って
本当に体調悪くて・・・」


「看病してもらったってとこね」


「そう」


「そして?性欲は満たされたって感じ?」


「は?」


「顔が艶々してるっ!」


「マジで熱があったし・・・
それどころ・・・じゃないし」


「別に隠すことないじゃない?」


「もー!なに?今日は?」


「よくぞ聞きてくれました!
あのね 流星がね
記念日忘れてるのよぉ!
どう思う?」


「記念日?何の?」


「告白した記念日」


「はいはい 記念日が多くて
流星さんも大変だね」


「え?流星の味方するわけ?」


「うんするする!
オレ記念日とかそんなのめんどくさいし
オレもそんなの言われたら
うんざりするよ」


「そう?そうなのかな?」


「そりゃそーだよ
記念日と言うのはせいぜい
付き合った日ぐらいにしとけば?」


「楽しくない!そんなの」


「要はラブラブしたいと言うことだよね?
早く帰ってイチャついとけば?」


「うるさいなぁー
あーっ!!!私がきたから
イラついてる?
さっきの子に誤解されたから?」


「別に今の子は本当に会社の子だから」


「ふーん会社の子がねぇ
わざわざ上がって料理を作る?」


「勝手に作っただけ
あっ!一つ訂正するわ
元カノな 今の」


「えっ?元カノ?
元カノが何で会社の子?
あんたこっちに帰ってきたばかりなのに?
もう手を出して元カノにしちゃった?
それって早すぎない?
あ。。。1週間でも付き合って別れても
元カノかぁ。。。」


「勝手に想像するな
何だよ!手を出して元カノにしたとか?
やり捨てしたみたいじゃん」


「やりかねない!」
と笑う絵美さん。


昔から姉御肌で一度も勝ったことがない
口でも力でもいつも負けていた。


「中学の同級生
そして当時の彼女」


「なんだぁ。。。面白くない」


面白くないとか
もっと波乱万丈の恋なら楽しいのにと
付け足した。