「クレームを仕事の向上に活かせるのは素晴らしいことじゃないか」
と言ってくる陽太に、
褒めるの上手いな、この人、と思う。
深月は、部下使うの上手いんだろうな、と今までほとんど接点のなかった陽太を見上げ、思っていた。
恋愛感情は抜きにしても、この人の部下になるのはいいかもしれないと思わなくもなかったのだが。
「でも、やっぱり嫌です」
と深月は断った。
「なんでだ」
「だって、そんな大抜擢。
ロッカーにガラスの靴とか入ってたらどうするんですか」
「……よかったじゃないか」
「ああっ、すみませんっ。
間違えましたっ。
靴にガラスとか入ってたらどうするんですかっ」
いや、どんな言い間違いだ、という顔をした陽太に、深月は更に言いつのる。
「トウシューズに画鋲が入ってたり」
「お前はロッカーにトウシューズを入れてるのか」
いや……入れてないですけどね。
と言ってくる陽太に、
褒めるの上手いな、この人、と思う。
深月は、部下使うの上手いんだろうな、と今までほとんど接点のなかった陽太を見上げ、思っていた。
恋愛感情は抜きにしても、この人の部下になるのはいいかもしれないと思わなくもなかったのだが。
「でも、やっぱり嫌です」
と深月は断った。
「なんでだ」
「だって、そんな大抜擢。
ロッカーにガラスの靴とか入ってたらどうするんですか」
「……よかったじゃないか」
「ああっ、すみませんっ。
間違えましたっ。
靴にガラスとか入ってたらどうするんですかっ」
いや、どんな言い間違いだ、という顔をした陽太に、深月は更に言いつのる。
「トウシューズに画鋲が入ってたり」
「お前はロッカーにトウシューズを入れてるのか」
いや……入れてないですけどね。



