「ともかく、俺には深月が必要なんだ。
 此処で気持ちよく仕事をするために!」

「……あの、支社長。
 この体勢で言うと、違う意味に聞こえるんですが」

 深月が熱弁をふるう陽太にそう言うと、川久保は笑った。