「どんなに誰かを好きになっても、相手が自分を好きになってくれる確率ってそんなに高くない気がするのに。
……深月。
俺を好きになってくれてありがとう」
「陽太さん……」
あのっ、と深月は陽太のために覚悟を決めて口を開いた。
「すっ」
きです、とは言えなかった。
あれだけ言えと言ったくせに、陽太が深月の唇を塞いできたからだ。
「……まずいな。
誰か船内に居ると思おう」
と離れたあと、陽太は真剣な顔で言ってくる。
「気配を消して、誰か居ると思おう。
忍者みたいな奴が。
そうじゃないと絶対止められないから」
忍者みたいな奴ってどんな奴だ、と思いながら、深月も笑う。
そのまま、波の音を聞きながら、ずっと陽太に抱きしめられていた。
……深月。
俺を好きになってくれてありがとう」
「陽太さん……」
あのっ、と深月は陽太のために覚悟を決めて口を開いた。
「すっ」
きです、とは言えなかった。
あれだけ言えと言ったくせに、陽太が深月の唇を塞いできたからだ。
「……まずいな。
誰か船内に居ると思おう」
と離れたあと、陽太は真剣な顔で言ってくる。
「気配を消して、誰か居ると思おう。
忍者みたいな奴が。
そうじゃないと絶対止められないから」
忍者みたいな奴ってどんな奴だ、と思いながら、深月も笑う。
そのまま、波の音を聞きながら、ずっと陽太に抱きしめられていた。



