俺が新しい男として深月の前に現れても駄目なのだろうか。
船長でなければ駄目なのだろうか――。
何故、船長がいいんだ、深月。
船長だからか?
実は船が好きだとか?
と思った清春はすぐさまスマホから発信した。
深月のスマホを呼び出す。
「清ちゃん、どうしたの?
神社忙しい? 帰ろうか」
とデート中だというのにすぐ出てくれた深月が言ってくる。
「深月、お前、船が好きなのか」
「は? 船?
いや、嫌いじゃないけど、なんで?」
「お前は船目当てで、船長と居るのか」
いや、そんな莫迦な……と言う深月の呟きが聞こえてきた。
「では、船長目当てか」
と言いかけとき、横から杵崎が勝手にスマホをとって切った。
「やめてください、清春さん……。
まるで自分が玉砕していくさまを目の前で見せられてるみたいなんで」
と言ってくる。
船長でなければ駄目なのだろうか――。
何故、船長がいいんだ、深月。
船長だからか?
実は船が好きだとか?
と思った清春はすぐさまスマホから発信した。
深月のスマホを呼び出す。
「清ちゃん、どうしたの?
神社忙しい? 帰ろうか」
とデート中だというのにすぐ出てくれた深月が言ってくる。
「深月、お前、船が好きなのか」
「は? 船?
いや、嫌いじゃないけど、なんで?」
「お前は船目当てで、船長と居るのか」
いや、そんな莫迦な……と言う深月の呟きが聞こえてきた。
「では、船長目当てか」
と言いかけとき、横から杵崎が勝手にスマホをとって切った。
「やめてください、清春さん……。
まるで自分が玉砕していくさまを目の前で見せられてるみたいなんで」
と言ってくる。