奥さんも地元の人で市役所勤め、そして、親同士も元々知り合いらしい。
夫婦で公務員で、気心の知れた相手と結婚か。
堅実な人だな、と杵崎は思う。
「じゃあ、頑張ってな」
と喜一は自転車に乗って行ってしまった。
一旦、家に帰ってから、呑み会に行くのだと言う。
その後ろ姿を見送りながら、杵崎は思っていた。
喜一さんも堅実だが、俺も堅実だ。
だから、あいつを好きになるのは遠慮したい。
本人たちが気づいてないだけで、なんだかんだでラブラブだしな、あの二人、と深月と陽太のことを考えていたとき、地下の店へと続く階段から深月がひょっこり顔を出した。
その手にはスマホがあったので、店から出て階段辺りで電話でもしてたのかな、と思う。
聞き覚えのある話し声が聞こえてきたので、外を覗いてみたのだろう。
「杵崎さん。
遅いじゃないですか。
みなさんお待ちかねですよ」
と深月は言った。
だが、すぐに、
「あっ、もしかして、あのあと、なにか仕事入りました?」
と言い、先に出てしまって悪かったか、という顔をする。
夫婦で公務員で、気心の知れた相手と結婚か。
堅実な人だな、と杵崎は思う。
「じゃあ、頑張ってな」
と喜一は自転車に乗って行ってしまった。
一旦、家に帰ってから、呑み会に行くのだと言う。
その後ろ姿を見送りながら、杵崎は思っていた。
喜一さんも堅実だが、俺も堅実だ。
だから、あいつを好きになるのは遠慮したい。
本人たちが気づいてないだけで、なんだかんだでラブラブだしな、あの二人、と深月と陽太のことを考えていたとき、地下の店へと続く階段から深月がひょっこり顔を出した。
その手にはスマホがあったので、店から出て階段辺りで電話でもしてたのかな、と思う。
聞き覚えのある話し声が聞こえてきたので、外を覗いてみたのだろう。
「杵崎さん。
遅いじゃないですか。
みなさんお待ちかねですよ」
と深月は言った。
だが、すぐに、
「あっ、もしかして、あのあと、なにか仕事入りました?」
と言い、先に出てしまって悪かったか、という顔をする。



