大丈夫だ、と杵崎は思っていた。 えっちらおっちら自転車を漕いで行く深月の後ろ姿を眺めながら。 大丈夫だ。 今日は一宮に話しかけられても動揺しない。 今は巫女さんの格好してないからな。 ……そういえば、巫女さんと結婚しても、家では普通の格好してるんだよな、と思いながら、杵崎は歩き出す。