もう二度と……? その意味を今の私が知ることはできない。 ……けれどそれが、私が覚えている限り、その銀髪の男の子の最後の言葉だ。 私はその男の子との思い出について、そのこと以外、何も覚えていない。 ……要するに、なぜか私は、銀髪の男の子との思い出だけ、記憶喪失になってしまったみたいなのだ。 しかも、奇妙なことはそれだけじゃない。