京子に話を聞いてもらったあとは、授業を受けた。



だけど……あまり授業に集中できなかった……




お昼の時間……詩優が学校来てるかもなんて思ったけどどうやらまだ来ていないみたい。



……どうしよう…



…私がすぐに「嘘だ」って言わなかったせいで……



……もしこのまま「嫌い」とか「消えて」とか言われた…私はもう生きていけないだろう……



…詩優に救ってもらった命なのに……



残りの授業も受けて、校門に行くと康さんが待っていた。




…詩優は学校を休んだようだ……



……帰ったらちゃんと謝ろう…



……許してもらえなかったら……あの家に戻ろう……



また地獄の日々が始まるだけだ………





……本当の私の居場所なんて…"雷龍の姫"じゃないのかもしれない……