待ってることしか出来ないのはかなり辛い。 みんな怪我してないかな、とかもし怪我していたらどうしよう…とか、考えてしまう。 私に力があればみんなの役に立てたのに… しばらくみんなの後ろ姿を見てから。 「…もう行こか」 「…うん」 私は真理亜さんと一緒に京子が用意してくれた車へと乗った。 京子は康さんの車に乗って行ってしまったからいないんだ。鳳凰の情報を盗むチャンスだと楽しそうにしていた。