俺はすぐに総長の黒木に電話をかけて、指定の廃墟まで行くように言った。けれど…… 『…こんな時間に電話とかすんじゃねぇよ………ったく。ガキがいきがってるからそんな目にあうんだろ』 ブチッと電話は切られた。 あぁ……そうか。俺たちは黒烏にハメられて…見捨てられたんだ。 脳がそれを理解するのにあまり時間はかからなかった。 所詮族なんて暴力奮うだけの集団。 どうして信じてしまったんだろう