「好き…」 「うん…好きだよ」 「想いがあり過ぎて言葉にならないの…」 「うん…だけど、ちゃんと伝わってる」 真っ暗な闇の中で、大事なものを全て失う夢を見て。 あたしは、何もすることが出来ずに泣き叫ぶだけで。 胸が痛くて、壊れそうで…悲鳴を上げながら飛び起きた。 生きていれば、薄汚れてしまうことも多いけど。 こんなにも、無垢なままで人を悼むことができる気持ちは、忘れないでいたい。