「なんか先輩、最近へこんでません?」

「はぁ?」


3年の引退と共に、一緒に頑張ってきた後輩へとマネージャーを引き継いだはずなのに。
何故かあたしは今…部室にいて、部誌を書いていた。
理由は…目の前のコイツ……。
少しだけ神妙な顔をしてあたしの前に座ってる後輩の祥太こと、河野祥太のせい。