「あこちゃん?」
「誰よりも…しーちゃんが大好き、だから…ね?」
溢れる涙を掬ってくれる、静人の長い指が優しくて、私はその指にさっき静人がしてくれたようにキスをしてから、そう一言一言呼吸するようにして、伝えていく。
「しーちゃんの、隣にずっといさせて下さい…」
その言葉を言った瞬間、静人が私を力強く抱き締めてきて、はぁっと溜息を吐いた。
「ありがと…」
「うん」
「明日も明後日も明々後日も…ずーっとずーっと、一緒にいようね」
「うん!」
「あこちゃん、早く二人きりの新居、欲しいねぇ…」
キラキラと目を輝かせて、そんなことを言う静人が、本当に愛おしくて…私は静人の胸元に頬を寄せて、小さく「うん」と頷いた。



