【短】雨宮さん家の大型犬


「しーちゃん、今日滅茶苦茶格好いいね」

「あこちゃんはずーっとずーっと可愛いよ?」


何この、新婚ホヤホヤみたいな会話。


でも、このほっこり感がたまらなく好きで。


私は静人の大きな手をきゅうっと握り締めてから、にっこりと笑い掛けた。
すると、途端に静人の顔が真っ赤に染まる。


「…?」

「あこちゃん、外でそういう顔はだめだよ〜」

「…?なんで?」

「可愛過ぎて、溶けそう…」


ふにゃら、と情けない顔をして、それでも限界まで尻尾を振る静人。

それが可笑しくて、くすくすと笑ったらむすーっとされてしまった。