「嫌いになった?」

「…ずるいよ?それ…」

「じゃ、好き?」

「うー………だいすき…」

「…俺も愛してるよ、水美」

「ん…」


他愛もないいつも通りの会話の中にも、水美が凄く幸せそうなのが伝わってくるから。

二人きりの部屋の中で…誰の目も憚ることなく抱き締められるこの時間が酷く愛しい。