キッチンに立つ水美を後ろから抱き締めて。


可愛い反応を楽しんでいたら、真っ赤に染まった顔でキッと睨まれた。


手には中身が程よく注がれたコーヒーカップ。
平日でも必ず朝のコーヒーは水美は淹れてくれるんだけど。


こうして、休日になると俺は俺の為に一生懸命キッチンに立ってくれる水美のことが構いたくて構いたくて、仕方が無くなるんだ。



でも、それで嫌われたら悲しいので、大人しく両手を上げて降参ポーズを取った。