【短】Candy Girl

私はカラフル、CandyGirl。

貴方の色に染められて、色んな顔を見せるのよ。

だから、今度余所見なんかしたら……。


「嫌いになっちゃうんだからね!」

「お、おい!沙穂?!沙穂ちゃーん?」

私はくすりと口元だけで笑って、彼から離れると…。

少し前を踊るようにして歩き出した。


少し慌てた様子で、後ろを追ってくる祐介を背中で感じながら…。


Fin.