【短】Candy Girl

結局、呼吸の仕方も忘れるくらいにキスを繰り返されて、あたしはくったりと祐介に身を預けることしか出来なくなる。


「も、最悪……」

「言って?沙穂?」

「…き」

「もっと大きい声で」

甘い優しい、あたしの大好きな顔で、祐介は微笑んでくるから…閉ざしていた心が容易く陥落してしまう。


「〜〜〜!好きだってば!ばか!」

「んー…1言多いけど…ま、いっか」

「てか、祐介のキャラ崩壊し過ぎてて退く」

「でも、こんな俺も…」

「……好き、だもん」