【短】私が「好き」だと言っても貴方はただ、曖昧に笑うだけなのでしょう?

「志乃は変わんないなぁ…」

「達矢もね…」

そう言い合って、ベッドの上で身を寄せ合う私達。

最初は良かった。

それでも…良かったんだ。


けれど、はたとこの関係はなんなのかと思った。


そこで彼が既婚者であり、私はそういった対象からもう既に外されている現実を知ることとなった。