【短】私が「好き」だと言っても貴方はただ、曖昧に笑うだけなのでしょう?

ふふっと小さく笑うと、すっと伸びてきた腕が私を掻き抱く。
私はされるがままに、首筋や鎖骨へと落ちてくる接吻けを受けた。

「抵抗すら、しないのか…。本当に終わらせるつもりなのか?」

「そうね。もう気持ちは変わらないわ…きっと…」

遠い目をする私…。
その横顔を見つめている彼は少し泣き出しそうな気配を醸し出していた。

「志乃……」

「もう、黙って……これが、最後よ…」

何か言いた気な彼の肩をに手を押しやって、私は噛み付くような接吻けをした。

恋しいと願う日は何時だって浅く脆い。
儚く散って、やがて別の人を愛する日がくるまで。

私は私のしたいように、生きていきたい。