今夜も、この部屋は互いの熱を移し合う為だけにある、ただの真四角な箱でしかなかった。
「待ってたよ、志乃…。今夜は随分と落ち着いたトーンのスーツなんだな。パーティーか何か…?」
「いいえ?違うわ。と、その前に。余計な詮索はしない約束よ…?」
「すまない…けど、志乃…」
「この姿はね、達矢……貴方との別れのための物よ…」
彼の瞳が一瞬だけ、大きく見開かれた。
それは、困惑と動揺の証。
それなのに、彼はそれを押し殺して呟く。
「別れ…?俺と志乃が…?何故……?」
「それは、貴方が1番良く分かっているでしょう?」
私は逸らす事なく、彼を見据える。
彼は、心底傷付いた顔をした。
「……そうか……。それは、所謂…"喪服"だとでも?」
「ふふ…。そうね。私には似合いでしょう?」
「待ってたよ、志乃…。今夜は随分と落ち着いたトーンのスーツなんだな。パーティーか何か…?」
「いいえ?違うわ。と、その前に。余計な詮索はしない約束よ…?」
「すまない…けど、志乃…」
「この姿はね、達矢……貴方との別れのための物よ…」
彼の瞳が一瞬だけ、大きく見開かれた。
それは、困惑と動揺の証。
それなのに、彼はそれを押し殺して呟く。
「別れ…?俺と志乃が…?何故……?」
「それは、貴方が1番良く分かっているでしょう?」
私は逸らす事なく、彼を見据える。
彼は、心底傷付いた顔をした。
「……そうか……。それは、所謂…"喪服"だとでも?」
「ふふ…。そうね。私には似合いでしょう?」



