二人で逢う部屋は、何時も互いの顔がやっと見えるくらいの仄暗さで、その中に響く二人の息遣いだけが、窓辺に震える様に呼応した…。
壊せない関係。
その歯痒さに負けてしまいそうで、熱に浮かされる。
触れ合う肌からどろどろに蕩けてしまえば良いのに。
現実はそれをけして許さない。
どれだけ望んでも……。
壊せない関係。
その歯痒さに負けてしまいそうで、熱に浮かされる。
触れ合う肌からどろどろに蕩けてしまえば良いのに。
現実はそれをけして許さない。
どれだけ望んでも……。



