「俺のこと、毎日笑わせてよ」 私のてのひらから、サクラ色の貝殻をそっと奪って。 小さな穴を覗き込んだ、彼の瞳に。 サクラ色の頬の、幸せそうな私が映ってた。 セーラー服で自転車に乗って 裸足のまま駆け出して いつまでもこの手を離さないで そんな私たちを待っているのが どうか幸せ色の海でありますように。 ーENDー