アブナイ王子様たち

「そっか、ならよかった」


ドキッ!


翔さん、優しすぎ……。


もしかして、ストーカーのことで悩んでた私を心配してたの?


もしそうだったら嬉しい。


「……翔さん」


「ん、なに」


「泳ぐのに付き合ってくれて、ありがとうございます」


「なんでお礼なんて言うんだよ」


「だ、だって……」


まさか、一緒に泳いでくれるなんて思わなかったから。


ひとりで泳いだら、心が落ち着かなかったかもしれないし。


「お礼の言葉なんていらねぇよ」


「えっ、で、でも……」


「俺は、あんたが楽しそうにしてるとこを見てるだけで十分だから」


翔さん……。


なんて嬉しいことを……。


嬉しすぎて、涙が出ちゃいそうだよ。