アブナイ王子様たち

私の気持ちに気づいていないような口ぶりで、翔さんがそうつぶやく。


あ、あれ?


もっと追及されると思ったけど……。


まぁ、こんなところで翔さんに言葉攻めにされたら、風邪ひいちゃうし。


もう風邪をひいているかもしれないけど。


「と、とりあえずピアスを探しましょう!」


「あぁ」


翔さんから慌てて離れ、プールからあがる。


そして、びしょ濡れ状態のまま、ピアス探しを再開した。


ピアス探しを再開した数分後、ようやくピアスが見つかった。


見つけたのは私だった。


ダイヤモンドのような形をした小さいものがふたつ、薄黄色のアスファルトに落ちていた。


「翔さん、見つかりましたよ!」


それを翔さんに見せると、翔さんは嬉しそうな顔をした。