アブナイ王子様たち

「……あいつ、大丈夫かな」


“あいつ”……って、匠くんのことか。


薫くん、匠くんのことを心配してるんだ。


それは、家族としてだけではなくて、双子の兄としてでもあるんだよね。


なんだ。


薫くんも、誰かを心配する気持ちを持つことがあるんだ。


てっきり、ゲームのことしか考えていないと思っていたんだけど。


ゲームしか興味ありませんっていう顔をしているから、ずっとそう思っていた。


そんな薫くんの言葉を聞いていたのかどうかはわからないが、誠さんが腕組みをしながら眉をハの字にする。


「匠、大丈夫かな。


あいつ……無理やり自分を追い込んじゃうことがあるから、風邪ひく前は、自分を追い込んでたんじゃないのかなと思うんだよね」