アブナイ王子様たち

勘違いしないで、匠くん!


私は翔さんとイチャイチャしてないから!


心の中でそうつぶやきながら、匠くんのほうを見てみる。


その瞬間、私は恐怖を感じてしまった。


ベッドの中で、匠くんが鋭い目つきで私と翔さんを見ていたから……。


匠くん……怖いよ。


もしかして、『イチャイチャするな』って言葉は本気で言ったの?


私のことが……好きだから?


そ、そんなわけないよね。


うん、ないない。


私のことが好きというわけではないとしたら、理由はいったいなんだろう。


まったくわからない。


「い……イチャイチャなんてしてな……」


「あー、ごめんな、匠。


俺たち、ここ以外でイチャイチャしてくるわ」


えっ⁉︎


驚いて、翔さんに視線を向ける。