アブナイ王子様たち

ガチャッ。


匠くんが自分の部屋のドアを開け、中に入る。


私も、匠くんに続いて、部屋に入る。


朝ご飯を食べにいくまでいた、部屋が再び私を迎えてくれた。


と。


「あー……だるい……」


部屋に入るなり、匠くんがベッドに横になった。


慌てて、匠くんの近くに近寄る。


「だ、大丈夫?」


「大丈夫じゃないかも……」


えぇっ、どうしよう……。


誰かが風邪をひいたときって、病院に連れていったほうがいいのかな。


病院に行ったことが一度もないからわからない。


私が体調を崩したときは、メイドさんが看病してくれたからなぁ……。


キョロキョロと、あたりを見まわす。


しかし、あたりを見まわすだけでは問題が解決しないと思い、立ちあがって、部屋のものを物色しはじめた。