アブナイ王子様たち

胸のドキドキが止まらなくなる。


そんな私を尻目に、誠さんが私を見つめたまま、こんなことを口にした。


「……愛海ちゃん、返事、聞かせてもいい?」


返事?


返事……って、なんの返事?


頭上にたくさんの疑問符を浮かべるしかない。


首をかしげて、目をパチパチさせる。


「返事って、なんの返事かわからないか」


はい、わかりません。


こくんと首を上下に動かす。


それと同時に、まばたきをやめる。


「俺、前に、愛海ちゃんに告白したよね?


その告白の返事、聞こうと思って」


あっ……。


誠さんに告白されたこと、すっかり忘れてた。


ストーカーからの、気味の悪い手紙のことで頭がいっぱいだったから……。