アブナイ王子様たち

伸ばした手をパシッと掴まれた。


かと思ったら、急に視界がグラッと揺れた。


「ひゃ……っ」


視界が揺れて、思わず目をつぶる。


それと同時に、背中がなにかに沈んだ感触を覚える。


ふわっとした、やわらかな感触。


私の近くにあるもので、やわらかい感触を持っているのは、ソファしかない。


背中に当たったのはソファだとわかった。


なんで私がソファに倒れたんだろう……。


なにが起きたのかを確認するため、ゆっくりと目を開ける。


すると……。


「……っ!」


視界に映っていたのは、頬をほんのり赤く染めた薫くん。


しかも、ドアップだ。


え、えぇぇぇぇっ⁉︎


な、なにこのシチュエーション!


私、薫くんになにされてるの……⁉︎